育樹レポート vol.01

第2期プロジェクト 育樹活動スタート

「守ろう地球のたからもの」プロジェクトでは、2008年から青森県内の世界遺産「白神山地」周辺地域に毎年2万本の苗木を植樹し、5年間で通算10万本の植樹を達成しました。6年目の今年度からは、最初の5年間に植えた10万本の苗木を大きな木々に育てていくため、下刈りや補植などの「育樹」を活動の中心とし、新たなプロジェクトを開始しました。

6月29日(土)、7月13日(土)の2回にわたり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の社員の皆さん、約80名による育樹活動のご報告です。

世界遺産登録20周年記念

育樹活動第1回目の6月29日は、三菱東京UFJ銀行・三木繁光特別顧問の「第2期プロジェクトとして育樹活動の開始を宣言します!」の開会宣言で始まりました。

また今年は、1993年に白神山地が日本初の世界自然遺産に登録されてから20周年の記念の年にあたるため、三木繁光 特別顧問と野口昇 日本ユネスコ協会連盟理事長により、ブナとミズナラの記念植樹が行われました。その後、崎道人 津軽森林管理署長と福井大吉津軽人文自然科学研究会会長も加わり、「世界遺産登録20周年記念」の標柱がたてられました。

いよいよ作業開始です。班ごとに分かれ、下草刈りの作業を行っていきます。長柄の鎌を持ち、安全のためヘルメット、虫除けネットを身につけて、作業していきます。
どれを残し、どれを伐採していくか、地元の林業関係の方にボランティアとして指導していただきながら、作業を進めていきます。5分も作業していると、もう汗だくです。

第2回目は、7月13日にMUFG・平野信行社長も参加しました。
30度を超える暑さのなか、慣れない手つきで鎌を扱っていた参加者も程なく鎌の使い方のコツを覚え、作業がすすんでいきます。雑草などが刈られ、見晴らしがよくなっていくと、作業したという実感が気持ちのよい汗と共に感じられます。

“ワンバサダー”・わさお君も応援

無事、作業を終えた参加者を待っていたのは、白神山地を有する町・青森県鯵ヶ沢町に住み、日本ユネスコ協会連盟世界遺産活動特別大使 “犬”ワンバサダーである秋田犬「わさお」くんでした。飼い主の菊谷さんから、わさおくんを代弁して、参加者へ下草刈りの作業へのお礼がありました。

両日とも作業には、初年度から協力いただいている津軽人文・自然科学研究会をはじめ、青森県立五所川原農林高等学校の高校生など、地元ボランティアだけでものべ100名近くのご協力をいただきました。

推定樹齢400年のマザーツリー

育樹活動の翌日、参加者は地元ボランティアガイドの皆さんと白神山地世界遺産登録地(緩衝地帯)を散策。推定樹齢400年のマザーツリーは、苗木から大きな樹木にまで成長するには長い年月を要することを表す象徴です。

今年は世界遺産登録20周年。白神山地も昔から人々が自然を大切に思い、共存することによって、受け継がれてきました。自然を守り、伝えてきた先人たちに思いをはせ、参加者は帰路につきました。

参加者の感想

人と自然が共存していくとはどういうことなのか、深く考えるきっかけになりました。また、自然の生態系を保つための活動をもっと積極的に続けていくことの重要性を痛感しました。

育樹作業を通して、自然からの恩恵を体感し、環境を復元していくことが、本来の健全な自然のあり方を取り戻すために必要であると実感しました。

以前、植樹活動に参加したが、植えた木よりも周りの雑草の方が大きくなっていて驚きました。なかには自分の身長より大きくなっている木もありました。成長を感じられ、とても嬉しかったです。