植樹レポート Vol.2

「この白神の地に、私たちの植えた木がしっかりと根を下ろしますように!」願いを込めて、閉会の記念撮影。

世界遺産「白神山地」周辺地域の国有林での第2回の植樹活動が10月4日〜5日に実施されました。今回は、全国の三菱UFJフィナンシャルグループの皆さんと青森県内のボランティアの皆さんが青森県深浦町に集結。さわやかな秋空のもと、約1000本の植樹を行いました。紅葉が始まりかけた山の中で、慣れないクワを手に、額には汗、顔にはさわやかな笑みがいっぱいのボランティア活動が無事終了しました。

植樹場所 青森県深浦町岩崎字西岩崎山
植樹面積 約4.77h
植樹本数 年間2万本
植える木の種類 ブナ、ケヤキ、ヒバ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、ミズナラ、コナラ、ナナカマド、イタヤカエデ、ホウノキ

植樹活動フォトギャラリー 森と大地と人

■ブナ林の散策で、白神山系の大自然に触れる
10月4日、晴れ。今回のボランティア活動に応募した三菱UFJフィナンシャル・グループの社員約50名が、青森空港に続々と到着。参加者全員がバスに乗り込み、車窓から赤く色づくりんご畑や黄金色に輝く水田を眺めつつ、青森県鰺ヶ沢町へと向かいます。初日の目的地「ミニ白神」は白神山地の一部で、ブナをはじめとする森林の散策が楽しめるエリア。芝生の上で昼食を食べた後、さっそく地元のボランティアガイドの方々に案内されてブナ林へ出発!

ガイドさんは遊歩道ぞいの小さな草木や、ブナやミズナラなどの大木を指差しながら、心なごむ津軽弁で丁寧に解説してくれました。「これはコシアブラ。新芽を天ぷらで食べるとおいしいよ」「あれはミズナラの木。樹齢300年くらいだね」森に関する知識の豊富さに一同感心・感動! 好奇心が刺激され、「これは何?」「いつ花が咲くんですか?」と、参加者からも次々と質問が飛び出します。約2時間の道のりは、驚きと感動に満ちた森林散策となりました。


■ワークショップで意気投合した楽しい交流会
それから参加者は、美しい日本海の海岸線を眺めつつ北金ヶ沢へ。青森県指定の天然記念物で樹齢1300年といわれる大イチョウの木を見学。そのあまりの大きさにビックリ仰天。そして、深浦町のホテルへと向かいました。

夕食後の交流会には、植樹活動に協力していただく津軽人文・自然科学研究会の木田貴郷会長をはじめ、地元のボランティアの皆さんも出席。参加者と一緒になってクイズ形式のワークショップを楽しみながら、ユネスコの世界遺産について、また津軽の貴重な自然について大いに学び、語り合いました。


■大きく育て!と願いを込めて苗木を植える
翌10月5日、植樹活動の日。さわやかな青空が広がる秋晴れとなりました。ホテルからバスと自家用車を乗り継ぎ、最後は細い急斜面のきつい山道を30分ほど歩いて登りました。そこで植樹地の地ごしらえなど植樹の準備作業をしてくださった青森県の林業関係者や、地元の一般ボランティア約80名と合流。開会式で山の神に安全祈願の祝詞をあげ、“なおらい”をした後、いよいよ植樹作業のスタートです! 

地元のプロの方々から植樹の手ほどきを受けながら、参加者は初めて握るクワにちょっとドキドキ。山の斜面を少しずつ掘っていきます。石を取り除き、土をやわらかく掘り返しつつ、1本、2本、3本と一生懸命植えていくうちに、クワ使いの手つきもみるみる上達! 30分もするとすっかり汗だくになりながらも、「大変だけど、楽しい!」「だんだん上手くなってきたかな?」と余裕の表情を見せていました。

作業はスムーズに進み、約1時間で予定の1000本を植え終わりました。全員、力を合わせて成し遂げた仕事に満足しながら、ホッと一息つきました。充実感いっぱいの笑顔で閉会式と記念撮影を終え、自分達の植えた苗木が10年後、50年度、100年後に成長した森の姿を想い描きながら、山を下って帰路へとつきました。

植樹活動参加者の声

社会人になってから、日頃の業務の忙しさを理由に目を背けてきた環境問題と、久々に向き合うことができ、環境問題は自分にとって身近な問題であることを認識することができました。
このような体験を「した」のではなく「させてもらう」為にご尽力頂いた、多くの方々に心から感謝を申し上げたいです。
スキーや夏山登山で、ここ数年自然が変わってきているのを感じています。自分自身が今回の植樹で森林の大切さを再認識できました。

自分の植えた木が、しっかり大地に根を張り、20年後、30年後大きな森になって、後世に引き継ぐ事は、私自身にとっても夢のある事で、今回、この活動に参加でき、白神の自然、地元、関係機関の様々な取り組みについて学べた事を、とても意義深く感じています。

初めての経験でしたが、本当に満喫できた植樹活動だったと思います。
この活動を機にエコについて改めて考えさせるられる事が多々ありました。
お手軽に植樹とはいきませんが、身の回りでできる事から始めたいと思います。

普段絶対にできない素晴らしい体験ができ本当に感激しました。たくさんの人と知り合えた事もよかったです。仕事に追われる毎日でしたが今回の植樹ですごいパワーを頂いたように思います。私たちが植樹した木はあの大きな山の中でほんの少しですが、何十年もかけて大きく成長してほしいと願っています。CSRに貢献できることがあれば今後も積極的に参加したいと思いました。