植樹レポート Vol.3

全国各地から勢ぞろい

今年も5月23日〜24日、6月13日〜14日に、三菱UFJフィナンシャル・グループから約50名の社員がボランティアとして植樹活動に参加しました。
青森空港に到着した参加者は、地元の名物バスガイドさんの青森県紹介を聴きながら植樹地へ。今回は、6月13日〜14日の模様をお伝えします。

いざ植樹活動!

植樹地に到着し、津軽人文・自然科学研究会の方々や地元のボランティアのみなさんと合流。まずは地元の方から正しいクワの使い方の説明がありました。まだ少々不安もあり、「大きなクワと小さなクワ、自分にはどちらが使い易いのだろう」などのささやき声も聞かれました。

今回は地元の農業高校の高校生も多数参加し、太陽の下で汗を沢山かきながらの植樹となりました。最初はクワの使い方に悪戦苦闘、徐々に慣れてくると「次はどこに植えましょうか?」と積極的に動く人がどんどん増えてきました。

余裕が出てくると同じ班の参加者同士助け合ったり、休憩をとりながらお互いの話をしたり。最終的には「苗木余っていませんか?」と言う声も。全員で楽しみながら無事植樹を終えました。

大鰐天然スギ・ヒバ混交保護林のお話

植樹活動を終えた後、大鰐天然スギ・ヒバ混交保護林を見学しました。樹齢300年の樹木を目のあたりにして、自分たちが植えた苗木の未来の姿に思いをはせました。先程の植樹活動で掻いた汗が冷えて寒いと感じるほど、森の中の空気はひんやりとしていました。
ここでは参加者に対し、川村さん(津軽白神森林環境保全ふれあいセンター・自然再生指導官)からクイズを交えた森の説明がありました。

自然再生指導官 川村さんからの 「森クイズ」

Q1.日本三大美林は?

A1.木曽ヒノキ・秋田スギ・青森ヒバ。

スギは養分の多い土地、ヒバは養分の少ない土地に生息するので共生は非常にめずらしく、日本でもここだけで見られ、大正時代から保護されている。スギは年間約30cm伸びるのに対し、ヒバは3〜4cm程度。この森の山の年齢は300歳位になっている。

Q2.一軒の家を建てるのに必要な木材の量は?

A2.昔は30立方メートル。現代は10立方メートル。

一軒の家を建てるのに必要な木材は、昔の建築方法だと30立方メートル程度、現代の建築方法だと10立方メートル程度のみで、建築費用の20%ほどを占めている。この森は、10,000立方メートルほど。

Q3.大きなヒバ。樹齢は?

A3.樹齢300年以上の木も!

秋田スギに比べ津軽ヒバはあまり有名ではないが、家の土台部分によく使われ、青森県内の家だと柱にも使われる(100年たっても大丈夫!)。ちなみに、縄文杉のある屋久島では樹齢1000年以上を屋久杉と言い、1000年以下を小杉と言う。

Q4.木がCO2(二酸化炭素)を吸収するのはなぜ?

A4.光合成によるもの。

日本で排出されるCO2の量は木が吸収できるCO2の量より多く、木だけでは吸収しきれない。「みどりにだけ注目するのではなく、CO2を減らす生活」を!

参加者はクイズを考えながら、熱心に話を聞き入っていました。最後は皆で深呼吸し、森からのプレゼントを頂きました。

白神の森散策

翌日は、白神の森を班にわかれて散策。各班の班長には前日に引き続き、津軽人文・自然研究会の皆さんのお世話に。マザーツリーの大きさに一同興奮!「いつか家族にも見せたいから」と熱心に班長の説明に耳を傾けながら、記念撮影に励んでいました。
こうして、2日間の行程は天候に恵まれ、終了しました。参加者は、「今回の植樹活動は、長い樹木の年齢を考えるとほんの一瞬ではあるが、携わることができてよかった」「一人ひとりの小さな気持ちをあわせると大きな社会貢献に繋がるんだ」など、思い思いの感想を胸に帰途につきました。